66歳男 治験への参加 体を売って高額ゲット

私は63歳で退職し、現在は66歳で、八王子市に在住の年金生活者です。

退職後は毎日気ままな生活を送っていましたが、1年も経つと暇を持て余すようになり、なにか満たされないものを感じるようになりました。

退職した当初から、お小遣いが稼げるような、気楽に出来るアルバイトがあればと思っていましたが、ある日、ネットで治験のアルバイトというものがあることを知りました。

治験とは、製薬会社などが新薬を開発する際に、実際に人を使って、その薬の安全性や有効性を調べるために行う試験のことです。

製薬会社は治験で得られた臨床データに基づいて、厚生労働省にその薬の認可を求めて申請を行うのです。

当然、治験を行うためにはモルモットとなる人が必要になります。

製薬会社は独自に治験を行うこともありますが、最近では治験を外部委託するケースが多く、そうした治験を請け負う専門業者も増えてきました。

ネットで治験というキーワードで検索すれば、ボランティア、即ちモルモットを希望する人を斡旋している業者を見付けることが出来ます。

私はニューイングという斡旋業者を通じて、ある医薬品の治験に参加しました。

ニューイングは、製薬会社が治験を依頼した治験の実施施設にボランティアを紹介するところまてで、実際には、治験は新宿にある病院と同等の実施施設で行われました。

先ず、治験のボランティアとして登録すると、治験の前に事前健康診断というものが行われます。

事前健康診断では、新宿の施設に出向いて、クライアントが要求する項目の健康診断を受けます。

事前健康診断では主にバイタルや採尿、採血による生化学検査が行われます。

私が受けた事前健康診断は、3時間ぐらいで、謝礼として5千円が支払われました。

この事前健康診断の結果を参考に、クライアントは応募のあった中から正式なボランティアを決定します。

私は事前健康診断の結果、40人の中に採用されて、治験に参加することが出来たのです。

行われた治験は、約20日間の入院を1箇月間隔で2回行うというもので、その間、定期的に薬が投与され、採尿や採血、血圧や心電図の測定などが行われました。

治験の場合はクライアントから支払われる謝礼を協力費と呼んでいますが、私がこの治験で貰った協力費は約75万円でした。

しかし、入院中の食費やその他諸々を含めると90万円相当になると思います。

この治験では、入院中は基本的には施設内のベッドで過ごし、外へは出られません。

病気で入院している状態と全く変わらず、私達ボランティアの世話や投薬、採尿や採血、食事の世話などは全て看護師がやってくれます。

時間は決められていますがシャワーも浴びることができます。

全く入院しているのと変わりません。

ただ違うのは健康だということです。

私はコンピュータを持ち込んで、ベッドの上で適当に遊んでいました。

なにもしないで1日中ゴロゴロしているだけで75万円貰えるのですから、またこんな治験があったら是非参加してもたいと思っています。

ただ治験で入院中は施設で出されるもの以外は飲食出来ず、コーヒーが飲めなかったのが辛かったのと、お金と引き換えに自分の体を提供するという、若干の抵抗感はありました。