副業体験談
30代女性 パーティーコンパニオン 稼げるけど精神的に疲れる
こんにちは、30代女性のカナです。
ずっと派遣社員として働いていて、東京で1人で暮らせるくらいのお給料はもらってました。
ただ、もう少し貯金をしたいなと思って収入のいいアルバイトを探し始め、30代のはじめ頃に2年ほどパーティーコンパニオンという仕事をアルバイトでしていました。
「コンパニオン」というとなんだかいかがわしいイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
主な仕事内容は企業などがホテルの会場で開くパーティーで飲み物を配ったり食事を取り分けたり、お客様と少しお話することです。
登録する会社によって多少内容が異なり、田舎の小さな会社だとそれこそいかがわしいところもあるので、登録会社はしっかりと選んだほうがいいですよ。
私は都内にある老舗のコンパニオン派遣会社に登録しました。
報酬は2時間の実働で8,000円(交通費こみ)と高額です。
ただ、メイクやヘアセット、ホテルへの入館に時間がかかるので集合は1時間半前になります。
なので、約4時間の拘束で8,000円のギャラです。
パーティーコンパニオンはその名のとおりパーティーに派遣されるので繁忙期と閑散期があります。
忙しいのは賀詞交換会などがあるお正月と株主総会がある5~6月あたりです。
繁忙期は1日2本の仕事に入れる日もあったりしますが、それ以外の時期はあまり仕事がなく、少ない仕事はベテランに振り分けられるので新人には仕事がきません。
繁忙期は人手が足りないので面接に合格すると社内で簡単な研修を受けてすぐに現場に派遣されます。
パーティーにもいろいろな形式があり、立食の大人数の会場だと本当に慌しく2時間ひたすら飲み物を配って終わります。
一方、着席のパーティーでは飲み物を配る他にスプーンとフォークを片手で操って料理を綺麗にサーブしなければいけません。
これは慣れないと本当に難しいです!
あと、衣装は基本はブラウスとロングスカートのドレスで、高いヒールのパンプスを履きます。
私が登録した会社はドレスはかしてもらえましたが、靴は自分のものが必要でした。
メイクや髪型は全部決まっていてそれを自分で準備できないといけません。
あと、一番大変だったのが「女の世界」ということ。
この仕事は私のように別の仕事をしながらアルバイト感覚でやる人がいる一方、コンパニオン一本で本業として働いている人もいます。
そういう人たちはこの仕事にプライドを持っているのでとても意識が高いです。
また、お客様はコンパニオンを1人依頼するのに2万円くらいの高額な料金を払います。
そのため、身だしなみやふるまい方、仕事の仕方について先輩たちはものすごく厳しいです。
もちろん人にもよりますが、注意の仕方や怒り方、控え室での席順や話しかけ方などいちいち「女の世界だな~」と感じることが多く、私はこれがかなりストレスでした。
ものすごく割りのいいお仕事ですが、仕事中はお客様に粗相がないように気を遣うし、先輩にも気を遣うしで私は疲れてやめてしまいました。
そのあたり、気にならない方であればお正月と6月頃に集中して働けばかなりお金は稼げますよ。